分析機軸に関して
選手を数値によって戦力を考える・・・
と言ったものの数値にブレが発生した場合、客観的評価が出来なくなるので、
分析する際のルールを明記する。
分析機軸に関して
前項でも述べたが、Football LABを利用する。
このどの数値を利用するのかにより、分析が変わってくる。
例えば、ゴールやアシスト数、スプリント数等、個別分かりやすい数字を利用してもある程度の数値判断は出来るかもしれないが、サッカーと言う競技は、とにかく
・点が入らない
・個の戦いが少ない(他競技に比べて)
上記もある事もなかなか数値で見る事がしづらいスポーツだったのかと思える。
このそれを解消出来る数値として、当ブログでは、【Chance Building Point】(以下、CBP)を用いた、分析を実施したいと思う。
では、CBPとは何か?
『CBPとは、「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会を構築することができたか」を独自のロジックにより数値化した指標です。選手(またはチーム)に対する評価方法が様々ある中で、「シュート機会への貢献」という観点での評価に軸足を置いています。
CBPの考え方
フィールド上で発生するプレーを「プレー項目(パス、ドリブル、クロスなど)」と「エリア」で定義し、①そのプレーがどの程度シュートに結びつくか、②そのプレーがどの程度難しいか、という2つの視点に則った算出式を用いてスコア化します。すなわち、フィールド上で発生する全てのプレーにポイントを与えます。』
とある。
このポイントを利用して、各選手・各年代の鹿島アントラーズの選手を分析していきたいと思う。
上記は2021年(9/24現在)の荒木のCBPなのだが、基本的にCBPは
攻撃/パス/クロス/ドリブル/パスレシーブ/シュート/ゴール/奪取/守備
の9項目の合計値を用いて判断していく。
(GKの場合は、パス/守備/セーブの3項目)
そうした場合、2点考え方の判断が必要になる
①プレー時間によって差異が出る
②奪取のポイント値が他に比べ高い
①に関しては、プレー時間によって数字の差異が出るのは当然の事だが、それによる数字の補正は不要と考える。
理由としては、あくまでも当ブログの目的はシーズンを通したチーム力の分析であり、選手個々のMAX値の分析ではない。
上記で補正をしてしまう場合、
出場1試合(in後半30分)、3得点
上記のような選手がいた場合、
その試合のMVPはもちろんその選手だろうが、シーズンを通して毎試合同じような活躍が出来る保証がないからだ。
よってプレー時間による差異を許容する。
②奪取のポイント値が他に比べ高い
こちらに関してそもそも奪取ポイントに関しては、
相手のパス、クロス、ドリブルなどのアクションからボールを奪い自チームの攻撃につなげたプレーに対してポイントが付与されます。ポイントは相手のパス、クロス、ドリブルなどのアクションの失敗確率から算出されるため、相手チームがパスを通しやすいはずの高い位置でボールを奪うと高いポイントがつきやすくなります。
上記の説明がある。
そこから鑑みるに、
・サッカーはボールを持ったところから始まるので、奪取はほとんどのプレーに関与している。
と言える。
ただ、どうしても守備的選手が優位な数字が出てしまう事も事実なので、ポジション毎に分けて分析をすることにより、DF>FWにならないように出来る。
以上をもって分析軸として、ブログを続けていきます