鹿島FOS(仮)

鹿島を中心に戦術ではなく、データでサッカーを語ります

第一節ガンバ戦レビュー

f:id:kashimafos:20220225134838p:plain



 

ついに始まった2022年のJリーグ

開幕戦はガンバ大阪との開幕戦

アントラーズの新監督レネ・ヴァイラーがコロナの入国規制で来れない中、岩政コーチが監督を代行

一方のガンバも片野坂の初陣

新体制で迎えた一戦となったが、3-1と見事アントラーズの勝利となった

 

スターティングメンバー

 

アントラーズ     ガンバ
ポジション 選手名 21年
90分換算
CBP   ポジション 選手名 21年
90分換算
CBP
GK クォン スンテ 3.82 0.54   GK 石川 慧 0.00 5.99
サイド 常本 佳吾 20 20.94   CB 昌子 源 14.87 13.21
CB キム ミンテ 23.8 11.63   CB 高尾 瑠 11.77 12.73
CB 関川 郁万 13.9 7.55   CB 黒川 圭介 16.05 6.57
サイド 安西 幸輝 7.49 26.46   3列目 柳澤 亘 11.82 9.46
3列目 樋口 雄太 14.59 17.25   3列目 チュ セジョン 16.89 3.8
3列目 ディエゴ ピトゥカ 16.36 20.98   3列目 小野瀬 康介 0.00 14.36
2列目 土居 聖真 11.51 18.14   3列目 倉田 秋 10.49 16.84
2列目 荒木 遼太郎 10.77 7.99   2列目 石毛 秀樹 0.00 1.97
TOP 鈴木 優磨 0 18.68   2列目 宇佐美 貴史 10.49 17.78
TOP 上田 綺世 9.34 23.23   TOP パトリック 10.27 2.33
  合計 131.58 173.39     合計 102.65 105.04

 

ガンバの小野瀬はJ2岡山、アントラーズの優磨は海外からの移籍のため、2021年90分換算は0

2021年の平均CBPの合計通り、アントラーズが見事勝利を収めた結果となった

目につくのは常本・安西のサイドバックコンビ両者ともに20以上のCBPを記録し、特に安西は復帰後ようやくチームにフィットしたのかと思えるような出来であった

一方気になるのは荒木のCBP

この数字は守備に関連するポイントが0ポイントだったので、数字的に守備をしていなかったと判断できる

アントラーズの2点目は高い位置での土居のボール奪取から、鈴木優磨のゴールになっただけに、高い位置でしっかりと守備の意識を高めて欲しい

一方のガンバは、パトリックの不運な退場があったものの、チュ セジョンに石毛と言ったところがブレーキになっている

 

交代策

 

アントラーズ

OUT   IN
選手名 時間 CBP   選手名 時間 CBP
関川 郁万 45 7.55 三竿 健斗 45 17.81
土居 聖真 82 18.14 仲間 隼斗 8 0.46
上田 綺世 82 23.23 エヴェラウド 8 3.98
鈴木 優磨 82 18.68 染野 唯月 8 4.72
常本 佳吾 89 20.94 広瀬 陸斗 1 0.1
荒木 遼太郎 89 7.99 和泉 竜司 1 0.01

 

関川が脳震盪のための交代のため、交代枠が1つ追加になり6選手投入

中でも光るのは三竿だ。

スタメンは譲り、また本職ではないCBでの出場だが見事な働きぶりである

キムヨンテが危ないプレーが多かったので、CB三竿を上手く活用していきたいところ。

 

ガンバ

OUT   IN
選手名 時間 CBP   選手名 時間 CBP
石毛 秀樹 45 1.97 山見 大登 45 8.32
髙尾 瑠 55 12.73 レアンドロ ペレイラ 35 2.2
チュ セジョン 73 3.8 奥野 耕平 17 9.98
柳澤 亘 73 9.46 三浦 弦太 17 4.57
小野瀬 康介 82 14.36 福田 湧矢 8 2.64

 

一方のガンバ

後半早々、前半機能していなかった石毛を山見に交代したのは良かったが、より攻撃的にしようと高尾とレアンドロペレイラを交代させたのは失策と言えよう

おかげで、11分後にアントラーズはダメ押しとなる上田綺世のゴールが決める事が出来た

 

総論

ここ数年開幕ダッシュに失敗していたアントラーズだが、見事な勝利で2022年のスタートを飾ることが出来た

2021年、途中復帰も思ったようなCBPを残せなかった安西がチームにフィットしたと思わせるCBPをあげ、安定している常本含め、アントラーズ伝統のサイドが活性化したのが要因では無かろうか?

もちろん、前線の豪華さも忘れてはいけない

ベンチ外にはファンアラーノにカイキ、松村と言った実力者が控えており、攻撃に関しては今のところネガティブ要素はないと思われる

唯一の懸念はCBのところ

キムミンテのプレーが危ない

パトリックが不運な退場になるなど、ジャッジが問題となったこの試合。

幸運にもPKにならなかったが、怪しいプレーが2回ほどあった

キムミンテの今後の出来次第では、一試合でも早く、CB三竿を本格化させるのも手と思われる