第一節ガンバ戦レビュー
ついに始まった2022年のJリーグ
開幕戦はガンバ大阪との開幕戦
アントラーズの新監督レネ・ヴァイラーがコロナの入国規制で来れない中、岩政コーチが監督を代行
一方のガンバも片野坂の初陣
新体制で迎えた一戦となったが、3-1と見事アントラーズの勝利となった
スターティングメンバー
アントラーズ | ガンバ | |||||||
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
CBP | ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
CBP | |
GK | クォン スンテ | 3.82 | 0.54 | GK | 石川 慧 | 0.00 | 5.99 | |
サイド | 常本 佳吾 | 20 | 20.94 | CB | 昌子 源 | 14.87 | 13.21 | |
CB | キム ミンテ | 23.8 | 11.63 | CB | 高尾 瑠 | 11.77 | 12.73 | |
CB | 関川 郁万 | 13.9 | 7.55 | CB | 黒川 圭介 | 16.05 | 6.57 | |
サイド | 安西 幸輝 | 7.49 | 26.46 | 3列目 | 柳澤 亘 | 11.82 | 9.46 | |
3列目 | 樋口 雄太 | 14.59 | 17.25 | 3列目 | チュ セジョン | 16.89 | 3.8 | |
3列目 | ディエゴ ピトゥカ | 16.36 | 20.98 | 3列目 | 小野瀬 康介 | 0.00 | 14.36 | |
2列目 | 土居 聖真 | 11.51 | 18.14 | 3列目 | 倉田 秋 | 10.49 | 16.84 | |
2列目 | 荒木 遼太郎 | 10.77 | 7.99 | 2列目 | 石毛 秀樹 | 0.00 | 1.97 | |
TOP | 鈴木 優磨 | 0 | 18.68 | 2列目 | 宇佐美 貴史 | 10.49 | 17.78 | |
TOP | 上田 綺世 | 9.34 | 23.23 | TOP | パトリック | 10.27 | 2.33 | |
合計 | 131.58 | 173.39 | 合計 | 102.65 | 105.04 |
ガンバの小野瀬はJ2岡山、アントラーズの優磨は海外からの移籍のため、2021年90分換算は0
2021年の平均CBPの合計通り、アントラーズが見事勝利を収めた結果となった
目につくのは常本・安西のサイドバックコンビ両者ともに20以上のCBPを記録し、特に安西は復帰後ようやくチームにフィットしたのかと思えるような出来であった
一方気になるのは荒木のCBP
この数字は守備に関連するポイントが0ポイントだったので、数字的に守備をしていなかったと判断できる
アントラーズの2点目は高い位置での土居のボール奪取から、鈴木優磨のゴールになっただけに、高い位置でしっかりと守備の意識を高めて欲しい
一方のガンバは、パトリックの不運な退場があったものの、チュ セジョンに石毛と言ったところがブレーキになっている
交代策
OUT | IN | |||||
選手名 | 時間 | CBP | 選手名 | 時間 | CBP | |
関川 郁万 | 45 | 7.55 | ⇒ | 三竿 健斗 | 45 | 17.81 |
土居 聖真 | 82 | 18.14 | ⇒ | 仲間 隼斗 | 8 | 0.46 |
上田 綺世 | 82 | 23.23 | ⇒ | エヴェラウド | 8 | 3.98 |
鈴木 優磨 | 82 | 18.68 | ⇒ | 染野 唯月 | 8 | 4.72 |
常本 佳吾 | 89 | 20.94 | ⇒ | 広瀬 陸斗 | 1 | 0.1 |
荒木 遼太郎 | 89 | 7.99 | ⇒ | 和泉 竜司 | 1 | 0.01 |
関川が脳震盪のための交代のため、交代枠が1つ追加になり6選手投入
中でも光るのは三竿だ。
スタメンは譲り、また本職ではないCBでの出場だが見事な働きぶりである
キムヨンテが危ないプレーが多かったので、CB三竿を上手く活用していきたいところ。
ガンバ
OUT | IN | |||||
選手名 | 時間 | CBP | 選手名 | 時間 | CBP | |
石毛 秀樹 | 45 | 1.97 | ⇒ | 山見 大登 | 45 | 8.32 |
髙尾 瑠 | 55 | 12.73 | ⇒ | レアンドロ ペレイラ | 35 | 2.2 |
チュ セジョン | 73 | 3.8 | ⇒ | 奥野 耕平 | 17 | 9.98 |
柳澤 亘 | 73 | 9.46 | ⇒ | 三浦 弦太 | 17 | 4.57 |
小野瀬 康介 | 82 | 14.36 | ⇒ | 福田 湧矢 | 8 | 2.64 |
一方のガンバ
後半早々、前半機能していなかった石毛を山見に交代したのは良かったが、より攻撃的にしようと高尾とレアンドロ・ペレイラを交代させたのは失策と言えよう
おかげで、11分後にアントラーズはダメ押しとなる上田綺世のゴールが決める事が出来た
総論
ここ数年開幕ダッシュに失敗していたアントラーズだが、見事な勝利で2022年のスタートを飾ることが出来た
2021年、途中復帰も思ったようなCBPを残せなかった安西がチームにフィットしたと思わせるCBPをあげ、安定している常本含め、アントラーズ伝統のサイドが活性化したのが要因では無かろうか?
もちろん、前線の豪華さも忘れてはいけない
ベンチ外にはファンアラーノにカイキ、松村と言った実力者が控えており、攻撃に関しては今のところネガティブ要素はないと思われる
唯一の懸念はCBのところ
キムミンテのプレーが危ない
パトリックが不運な退場になるなど、ジャッジが問題となったこの試合。
幸運にもPKにならなかったが、怪しいプレーが2回ほどあった
キムミンテの今後の出来次第では、一試合でも早く、CB三竿を本格化させるのも手と思われる