鹿島FOS(仮)

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第2節フロンターレ戦レビュー

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前半戦の最大の山場にして、積年の恨みを晴らすべくホーム開幕戦

前の試合から1週間空いたアントラーズと水曜日に試合をし、中2日で臨んだフロンターレ

状況はアントラーズの有利と思いきや、残念ながら、0-2と完敗であった

 

スターティングメンバー

 

アントラーズ     フロンターレ
ポジション 選手名 21年
90分換算
CBP   ポジション 選手名 21年
90分換算
CBP
GK クォン スンテ 3.82 3.47   GK チョン ソンリョン 3.69 3.4
CB 関川 郁万 13.9 12.48   CB 山村 和也 17.23 16.83
CB キム ミンテ 23.8 15.9   CB 谷口 彰悟 15.84 21.25
サイド 常本 佳吾 20 11.76   サイド 山根 視来 19.92 32.7
サイド 安西 幸輝 7.49 21.18   サイド 佐々木 旭 0.00 14.85
3列目 樋口 雄太 14.59 21.55   3列目 橘田 健人 22.56 33.32
3列目 ディエゴ ピトゥカ 16.36 17.89   2列目 脇坂 泰斗 18.12 8.91
2列目 土居 聖真 11.51 8.26   2列目 チャナティップ 11.50 17.97
2列目 荒木 遼太郎 10.77 11.16   TOP 家長 昭博 14.42 16.16
TOP 鈴木 優磨 0 8.95   TOP 小林 悠 13.41 10.14
TOP 上田 綺世 9.34 1.56   TOP 知念 慶 4.54 20.05
  合計 131.58 134.16     合計 141.23 195.58

 

前節のガンバ戦とまったく同じメンバーで挑んだアントラーズ

日程がきついため、所々選手を変えてきたフロンターレ

21年度のCBP換算で見るとそこまで大きな差は出ていないが、試合終了後のCBPだと約60ポイントCBPで差を付けられている

開始早々信じられないミスもあり、切り替えが効かずそのまま0-2という結果となった中、安西・樋口・ピトゥカの2021年を上回る活躍には目を見張る一方で上田綺世の出来に関しては大きな不満もある

前半で替えられた土居のCBPは45分で8.26

一方で上田綺世のCBPは66分で1.56

上田綺世が残念ながら試合に全くという程、絡めていないことが分かる

一方のフロンターレは橘田に山根と言った面々が活躍しているのが分かる

 

交代策

アントラーズ

OUT   IN
選手名 時間 CBP   選手名 時間 CBP
関川 郁万 45 12.48 三竿 健斗 45 16.79
土居 聖真 45 8.26 中村 亮太朗 45 16.02
常本 佳吾 66 11.76 広瀬 陸斗 24 15.04
上田 綺世 66 1.56 エヴェラウド 24 4.05
荒木 遼太郎 77 11.16 染野 唯月 13 0.63

 

交代策に関しては概ね上手くいっていると言えるのではないだろうか?

その証拠として途中出場の選手たちのCBPが軒並み高い

とはいえ、ゲームチェンジ出来る選手がいなかったというのが現状である

その辺りの役割として、アラーノや松村と言ったところに期待したいのだが、今シーズンまだベンチ入りもしていなく、不満が出るベンチ構成と言えよう

 

フロンターレ

OUT   IN
選手名 時間 CBP   選手名 時間 CBP
チャナティップ 62 17.97 遠野 大弥 28 9.52
佐々木 旭 75 14.85 登里 享平 15 1.24
脇坂 泰斗 83 8.91 塚川 孝輝 7 1
知念 慶 83 20.05 レアンドロ ダミアン 7 0.76

 

フロンターレは安全にゲームを終わらせる選手交代を実施

中盤で利いていたチャナティツプから遠野に変えても、クオリティが落ちないところが流石である

 

総論

残念ながら、開幕連勝とはならなかったアントラーズ

これで星勘定としては、1勝1敗となってしまったのだが、巻き返しは十分可能だ

ただ、大きな気がかりがある

CBの不安定さである

まだ、2戦とはいえ、初戦のキムヨンテの出来は褒められたものではなく、

そしてこの試合もそこは改善されたとは言えず、関川のミスで失点

この試合で歯車が合わなかったか、無得点に終わってしまったが、得点が期待できる前線がいるからこそ、守備力を上げてもらいたい

まだ、殴り合いの喧嘩が出来る様なチーム状況ではないので、なお一層今後の課題となってくるであろう