Jリーグ杯 グループA 第2節セレッソ大阪戦プレビュー
開幕2連戦を1勝1敗で終えたアントラーズ前節は負けてしまったものの、気を取り直して、2015年以来取れていないルヴァンカップを取るためのスタートを気持ちよく切りたい。
対するセレッソは開幕2連戦を2分けという形でスタートを切っており、相手としても今年初勝利が欲しいところであろう
直近の対戦成績
日付 | H/A | スコア |
2021/9/26 | アウェイ | 2-1 |
2021/5/26 | ホーム | 1-0 |
2020/12/19 | ホーム | 1-1 |
2020/9/19 | アウェイ | 2-1 |
2019/10/6 | アウェイ | 1-0 |
リーグ戦になるが、直近5試合は4勝1分と相性がいいセレッソ
20世紀は苦手としていたセレッソだが、今はすっかりお得意様になっている
フォーメーション
アントラーズ | セレッソ | |||||||
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
22年 90分換算 |
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
22年 90分換算 |
|
GK | 沖 悠哉 | 3.98 | 0 | GK | 清水 圭介 | 0.00 | 0 | |
CB | 三竿 健斗 | 18.98 | 34.61 | DF | 松田 陸 | 13.25 | 13.48 | |
CB | キム ミンテ | 13.9 | 13.76 | DF | 山中 亮輔 | 13.00 | 34.54 | |
サイド | 安西 幸輝 | 7.49 | 23.82 | DF | 舩木 翔 | 0.00 | 0 | |
サイド | 広瀬 陸斗 | 15.04 | 54.5 | DF | 西尾 隆矢 | 12.29 | 15.81 | |
3列目 | 中村 亮太朗 | 0 | 32.04 | MF | 鈴木 徳真 | 16.86 | 41.4 | |
3列目 | ディエゴ ピトゥカ | 16.36 | 19.44 | MF | 為田 大貴 | 1.76 | 14.65 | |
2列目 | 土居 聖真 | 11.51 | 18.71 | MF | 奥埜 博亮 | 20.30 | 17.96 | |
2列目 | ファン アラーノ | 16.05 | 0 | MF | 中原 輝 | 0.00 | 13.49 | |
TOP | エヴェラウド | 11 | 22.56 | TOP | 上門 知樹 | 0.00 | 0 | |
TOP | 染野 唯月 | 11.41 | 22.93 | TOP | 北野 颯太 | 0.00 | 15.32 | |
合計 | 125.72 | 242.37 | 合計 | 77.46 | 166.65 |
既にスタメンが発表されており、上記の通り
7名入れ替えて来たアントラーズに対して、ルーキーや移籍組が6名連なるセレッソ
カップ戦とはいえ、去年までとは全く違うチームになっている
ルーキーやJ2組が多いため、21年の90分換算は圧倒し、22年の同数値も圧勝しているので、ここはCBPの数値通りの勝利を期待したい
注意すべき選手
ここは山中であろう
代表にも選出される力量は、柏横浜浦和で発揮され続けてきたが、開幕2戦で記録したCBPを見る限りセレッソでも発揮できそうである
新チームの中で彼の経験には注意が必要である
注目選手
アントラーズも7名入れ替えてきたが、その中でも三竿に注目したい
開幕2連戦は2戦とも途中交代、ボランチではなくCBとして出場。
CBPの数値を見る限り、十二分すぎるインパクトを残している
そして今年のアントラーズはCBが不安定。
願わくはフルで出場して、90分通してCBの柱としてやれるという目途を立ててもらいたいものだ
第2節フロンターレ戦レビュー
前半戦の最大の山場にして、積年の恨みを晴らすべくホーム開幕戦
前の試合から1週間空いたアントラーズと水曜日に試合をし、中2日で臨んだフロンターレ。
状況はアントラーズの有利と思いきや、残念ながら、0-2と完敗であった
スターティングメンバー
アントラーズ | フロンターレ | |||||||
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
CBP | ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
CBP | |
GK | クォン スンテ | 3.82 | 3.47 | GK | チョン ソンリョン | 3.69 | 3.4 | |
CB | 関川 郁万 | 13.9 | 12.48 | CB | 山村 和也 | 17.23 | 16.83 | |
CB | キム ミンテ | 23.8 | 15.9 | CB | 谷口 彰悟 | 15.84 | 21.25 | |
サイド | 常本 佳吾 | 20 | 11.76 | サイド | 山根 視来 | 19.92 | 32.7 | |
サイド | 安西 幸輝 | 7.49 | 21.18 | サイド | 佐々木 旭 | 0.00 | 14.85 | |
3列目 | 樋口 雄太 | 14.59 | 21.55 | 3列目 | 橘田 健人 | 22.56 | 33.32 | |
3列目 | ディエゴ ピトゥカ | 16.36 | 17.89 | 2列目 | 脇坂 泰斗 | 18.12 | 8.91 | |
2列目 | 土居 聖真 | 11.51 | 8.26 | 2列目 | チャナティップ | 11.50 | 17.97 | |
2列目 | 荒木 遼太郎 | 10.77 | 11.16 | TOP | 家長 昭博 | 14.42 | 16.16 | |
TOP | 鈴木 優磨 | 0 | 8.95 | TOP | 小林 悠 | 13.41 | 10.14 | |
TOP | 上田 綺世 | 9.34 | 1.56 | TOP | 知念 慶 | 4.54 | 20.05 | |
合計 | 131.58 | 134.16 | 合計 | 141.23 | 195.58 |
前節のガンバ戦とまったく同じメンバーで挑んだアントラーズ
日程がきついため、所々選手を変えてきたフロンターレ
21年度のCBP換算で見るとそこまで大きな差は出ていないが、試合終了後のCBPだと約60ポイントCBPで差を付けられている
開始早々信じられないミスもあり、切り替えが効かずそのまま0-2という結果となった中、安西・樋口・ピトゥカの2021年を上回る活躍には目を見張る一方で上田綺世の出来に関しては大きな不満もある
前半で替えられた土居のCBPは45分で8.26
一方で上田綺世のCBPは66分で1.56
上田綺世が残念ながら試合に全くという程、絡めていないことが分かる
一方のフロンターレは橘田に山根と言った面々が活躍しているのが分かる
交代策
OUT | IN | |||||
選手名 | 時間 | CBP | 選手名 | 時間 | CBP | |
関川 郁万 | 45 | 12.48 | ⇒ | 三竿 健斗 | 45 | 16.79 |
土居 聖真 | 45 | 8.26 | ⇒ | 中村 亮太朗 | 45 | 16.02 |
常本 佳吾 | 66 | 11.76 | ⇒ | 広瀬 陸斗 | 24 | 15.04 |
上田 綺世 | 66 | 1.56 | ⇒ | エヴェラウド | 24 | 4.05 |
荒木 遼太郎 | 77 | 11.16 | ⇒ | 染野 唯月 | 13 | 0.63 |
交代策に関しては概ね上手くいっていると言えるのではないだろうか?
その証拠として途中出場の選手たちのCBPが軒並み高い
とはいえ、ゲームチェンジ出来る選手がいなかったというのが現状である
その辺りの役割として、アラーノや松村と言ったところに期待したいのだが、今シーズンまだベンチ入りもしていなく、不満が出るベンチ構成と言えよう
OUT | IN | |||||
選手名 | 時間 | CBP | 選手名 | 時間 | CBP | |
チャナティップ | 62 | 17.97 | ⇒ | 遠野 大弥 | 28 | 9.52 |
佐々木 旭 | 75 | 14.85 | ⇒ | 登里 享平 | 15 | 1.24 |
脇坂 泰斗 | 83 | 8.91 | ⇒ | 塚川 孝輝 | 7 | 1 |
知念 慶 | 83 | 20.05 | ⇒ | レアンドロ ダミアン | 7 | 0.76 |
フロンターレは安全にゲームを終わらせる選手交代を実施
中盤で利いていたチャナティツプから遠野に変えても、クオリティが落ちないところが流石である
総論
残念ながら、開幕連勝とはならなかったアントラーズ
これで星勘定としては、1勝1敗となってしまったのだが、巻き返しは十分可能だ
ただ、大きな気がかりがある
CBの不安定さである
まだ、2戦とはいえ、初戦のキムヨンテの出来は褒められたものではなく、
そしてこの試合もそこは改善されたとは言えず、関川のミスで失点
この試合で歯車が合わなかったか、無得点に終わってしまったが、得点が期待できる前線がいるからこそ、守備力を上げてもらいたい
まだ、殴り合いの喧嘩が出来る様なチーム状況ではないので、なお一層今後の課題となってくるであろう
第2節川崎フロンターレ戦プレビュー
開幕戦ガンバ大阪をアウェイにて3-1で見事勝利した2022年のアントラーズ
第2節にして早くも前半戦の大一番川崎フロンターレとの一戦だ
フロンターレはゼロックス杯で浦和に、ACLの関係で先行して行われた9節横浜Fマリノス戦に負けるなど、昨年までの圧倒的な強さにほころびが見えるだけに、きっちりと叩きのめして、川崎フロンターレの自力優勝をなくしたい
直近の対戦成績
日付 | H/A | スコア |
2021/10/7 | アウェイ | 3-1 |
2021/9/22 | ホーム | 1-2 |
2021/5/30 | アウェイ | 2-1 |
2020/11/14 | ホーム | 1-1 |
2020/8/5 | ホーム | 2-3 |
直近5戦で1分4敗
トータル成績もアントラーズが唯一負け越している苦手チームのフロンターレ
その昔、フロンターレ内で『K(鹿島)点越え』という言葉があったが、この試合をかち今年こそ『K(川崎)点越え』を果たしたい
予想フォーメーション
アントラーズ | フロンターレ | |||||||
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
22年 90分換算 |
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
22年 90分換算 |
|
GK | クォン スンテ | 3.82 | 0.54 | GK | チョン ソンリョン | 3.69 | 3.96 | |
CB | キムミンテ | 13.9 | 11.63 | CB | 山村 和也 | 17.23 | 12.61 | |
CB | 三竿 健斗 | 18.98 | 17.81 | CB | 谷口 彰悟 | 15.84 | 6.96 | |
サイド | 安西 幸輝 | 7.49 | 26.46 | サイド | 山根 視来 | 19.92 | 18.79 | |
サイド | 常本 佳吾 | 20 | 20.94 | サイド | 佐々木 旭 | 0.00 | 24.22 | |
3列目 | ディエゴ ピトゥカ | 16.36 | 20.98 | 3列目 | 橘田 健人 | 22.56 | 40.64 | |
3列目 | 樋口 雄太 | 14.22 | 17.25 | 3列目 | 脇坂 泰斗 | 18.12 | 13.11 | |
2列目 | 荒木 遼太郎 | 10.77 | 7.99 | 3列目 | 大島 僚太 | 18.06 | 21.33 | |
2列目 | 土居 聖真 | 11.51 | 18.14 | 2列目 | 遠野 大弥 | 17.70 | 16.61 | |
TOP | 鈴木優磨 | 0 | 18.68 | 2列目 | 宮城 天 | 15.43 | 11.53 | |
TOP | 上田 綺世 | 9.34 | 23.23 | TOP | 知念 慶 | 4.54 | 17.49 | |
合計 | 126.39 | 183.65 | 合計 | 153.09 | 187.25 |
フロンターレは水曜試合があったことから、メンバーの入れ替えが予想される
それでもフロンターレの方が、2021年の90分換算では圧倒している
だが、アントラーズは1試合、フロンターレは2試合での数字だが、2022年に関しては互角と言っていいであろう
注意すべき選手
相手の要注意人物として、橘田 健人をあげたい
ルーキーイヤーの2021年に29試合出場し、うち15試合に先発した逸材は敗れた前節横浜Fマリノス戦でも孤軍奮闘しており、今年大ブレークする予感がする
若いだけに勢いに乗ると怖い選手になるので、まずはここで叩いておきたい
注目選手
アントラーズの方では、荒木 遼太郎をあげたい
開幕戦、要所要所で光るプレーを見せたが、守備に絡まず、物足りないCBPとなっている
前線での守備の重要度は、優磨が決めた2点目が証明しており、高い位置でボールを奪取し、より多くの攻撃チャンスを作り、自らも今年初得点を期待したい
第一節ガンバ戦レビュー
ついに始まった2022年のJリーグ
開幕戦はガンバ大阪との開幕戦
アントラーズの新監督レネ・ヴァイラーがコロナの入国規制で来れない中、岩政コーチが監督を代行
一方のガンバも片野坂の初陣
新体制で迎えた一戦となったが、3-1と見事アントラーズの勝利となった
スターティングメンバー
アントラーズ | ガンバ | |||||||
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
CBP | ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
CBP | |
GK | クォン スンテ | 3.82 | 0.54 | GK | 石川 慧 | 0.00 | 5.99 | |
サイド | 常本 佳吾 | 20 | 20.94 | CB | 昌子 源 | 14.87 | 13.21 | |
CB | キム ミンテ | 23.8 | 11.63 | CB | 高尾 瑠 | 11.77 | 12.73 | |
CB | 関川 郁万 | 13.9 | 7.55 | CB | 黒川 圭介 | 16.05 | 6.57 | |
サイド | 安西 幸輝 | 7.49 | 26.46 | 3列目 | 柳澤 亘 | 11.82 | 9.46 | |
3列目 | 樋口 雄太 | 14.59 | 17.25 | 3列目 | チュ セジョン | 16.89 | 3.8 | |
3列目 | ディエゴ ピトゥカ | 16.36 | 20.98 | 3列目 | 小野瀬 康介 | 0.00 | 14.36 | |
2列目 | 土居 聖真 | 11.51 | 18.14 | 3列目 | 倉田 秋 | 10.49 | 16.84 | |
2列目 | 荒木 遼太郎 | 10.77 | 7.99 | 2列目 | 石毛 秀樹 | 0.00 | 1.97 | |
TOP | 鈴木 優磨 | 0 | 18.68 | 2列目 | 宇佐美 貴史 | 10.49 | 17.78 | |
TOP | 上田 綺世 | 9.34 | 23.23 | TOP | パトリック | 10.27 | 2.33 | |
合計 | 131.58 | 173.39 | 合計 | 102.65 | 105.04 |
ガンバの小野瀬はJ2岡山、アントラーズの優磨は海外からの移籍のため、2021年90分換算は0
2021年の平均CBPの合計通り、アントラーズが見事勝利を収めた結果となった
目につくのは常本・安西のサイドバックコンビ両者ともに20以上のCBPを記録し、特に安西は復帰後ようやくチームにフィットしたのかと思えるような出来であった
一方気になるのは荒木のCBP
この数字は守備に関連するポイントが0ポイントだったので、数字的に守備をしていなかったと判断できる
アントラーズの2点目は高い位置での土居のボール奪取から、鈴木優磨のゴールになっただけに、高い位置でしっかりと守備の意識を高めて欲しい
一方のガンバは、パトリックの不運な退場があったものの、チュ セジョンに石毛と言ったところがブレーキになっている
交代策
OUT | IN | |||||
選手名 | 時間 | CBP | 選手名 | 時間 | CBP | |
関川 郁万 | 45 | 7.55 | ⇒ | 三竿 健斗 | 45 | 17.81 |
土居 聖真 | 82 | 18.14 | ⇒ | 仲間 隼斗 | 8 | 0.46 |
上田 綺世 | 82 | 23.23 | ⇒ | エヴェラウド | 8 | 3.98 |
鈴木 優磨 | 82 | 18.68 | ⇒ | 染野 唯月 | 8 | 4.72 |
常本 佳吾 | 89 | 20.94 | ⇒ | 広瀬 陸斗 | 1 | 0.1 |
荒木 遼太郎 | 89 | 7.99 | ⇒ | 和泉 竜司 | 1 | 0.01 |
関川が脳震盪のための交代のため、交代枠が1つ追加になり6選手投入
中でも光るのは三竿だ。
スタメンは譲り、また本職ではないCBでの出場だが見事な働きぶりである
キムヨンテが危ないプレーが多かったので、CB三竿を上手く活用していきたいところ。
ガンバ
OUT | IN | |||||
選手名 | 時間 | CBP | 選手名 | 時間 | CBP | |
石毛 秀樹 | 45 | 1.97 | ⇒ | 山見 大登 | 45 | 8.32 |
髙尾 瑠 | 55 | 12.73 | ⇒ | レアンドロ ペレイラ | 35 | 2.2 |
チュ セジョン | 73 | 3.8 | ⇒ | 奥野 耕平 | 17 | 9.98 |
柳澤 亘 | 73 | 9.46 | ⇒ | 三浦 弦太 | 17 | 4.57 |
小野瀬 康介 | 82 | 14.36 | ⇒ | 福田 湧矢 | 8 | 2.64 |
一方のガンバ
後半早々、前半機能していなかった石毛を山見に交代したのは良かったが、より攻撃的にしようと高尾とレアンドロ・ペレイラを交代させたのは失策と言えよう
おかげで、11分後にアントラーズはダメ押しとなる上田綺世のゴールが決める事が出来た
総論
ここ数年開幕ダッシュに失敗していたアントラーズだが、見事な勝利で2022年のスタートを飾ることが出来た
2021年、途中復帰も思ったようなCBPを残せなかった安西がチームにフィットしたと思わせるCBPをあげ、安定している常本含め、アントラーズ伝統のサイドが活性化したのが要因では無かろうか?
もちろん、前線の豪華さも忘れてはいけない
ベンチ外にはファンアラーノにカイキ、松村と言った実力者が控えており、攻撃に関しては今のところネガティブ要素はないと思われる
唯一の懸念はCBのところ
キムミンテのプレーが危ない
パトリックが不運な退場になるなど、ジャッジが問題となったこの試合。
幸運にもPKにならなかったが、怪しいプレーが2回ほどあった
キムミンテの今後の出来次第では、一試合でも早く、CB三竿を本格化させるのも手と思われる
ガンバ大阪戦プレビュー
いよいよ始動する2022年のアントラーズ
初戦はアウェイでガンバとの一戦。
両チームとも指揮官が交代となり新体制となるが、アントラーズはレネヴァイラー監督がコロナの入国制限の影響で未だ入国できず、岩政コーチの指揮の下、始動する事となった
直近の対戦成績
日付 | H/A | スコア |
2021/9/18 | ホーム | 3-1 |
2021/7/24 | アウェイ | 1-0 |
2020/10/3 | アウェイ | 0-2 |
2020/8/23 | ホーム | 1-1 |
2019/8/23 | ホーム | 2-2 |
2勝1敗2分けと若干アントラーズ優位
なお、通算成績は
36勝22敗11分
とアントラーズに分がある
予想フォーメーション
4-4-2のアントラーズに対して3-4-2-1のガンバ
開幕なので、各選手の昨シーズンの90分換算のCBPは以下の通り。
アントラーズ | ガンバ | |||||
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
ポジション | 選手名 | 21年 90分換算 |
|
GK | クォン スンテ | 3.82 | GK | 東口 順昭 | 4.46 | |
CB | 関川 郁万 | 13.9 | CB | 福岡 将太 | 12.60 | |
CB | キムミンテ | 23.8 | CB | 昌子 源 | 14.87 | |
サイド | 広瀬 陸斗 | 15.04 | CB | 三浦 弦太 | 16.05 | |
サイド | 安西 幸輝 | 7.49 | 3列目 | 藤春 廣輝 | 11.82 | |
3列目 | ディエゴ ピトゥカ | 16.36 | 3列目 | 山本 悠樹 | 16.89 | |
3列目 | 三竿 健斗 | 18.98 | 3列目 | 齊藤 未月 | 0.00 | |
2列目 | 和泉 竜司 | 11.33 | 3列目 | 小野瀬 康介 | 11.13 | |
2列目 | 荒木 遼太郎 | 10.77 | 2列目 | 宇佐美 貴史 | 13.36 | |
TOP | 鈴木優磨 | 0 | 2列目 | 倉田 秋 | 10.49 | |
TOP | エヴェラウド | 11 | TOP | パトリック | 10.27 | |
合計 | 132.49 | 合計 | 121.94 |
共に、新加入を2選手づつ入れており、アントラーズは鈴木優磨が海外からの移籍
ガンバは斎藤が昨シーズン出場機会がなかったので共に0ポイントだが、90分換算で見る限りアントラーズが有利と言えよう
注意すべき選手
相手の要注意選手は宇佐美だ
攻撃の中心人物で、昨シーズンパス/ドリブル/パスレシーブ/シュートのCBPがチームTOP。ゴールも20.16とパトリック(22.42)に次ぐ成績を残している
注目選手
本来であれば、復帰した優磨を押したいところだが、関川に注目したい
2021年終盤にレギュラーを獲得し、成長著しい若きCBは、町田が海外移籍した事により、守備の柱とならなければいけない存在になった。
そんな関川が宇佐美を抑え込めれば、アントラーズ優位の試合展開になるであろう
2021年途中交代策の考察
ここでは、2021年のアントラーズの交代選手に関して考察していく。
2020年より交代枠が5人に増えた事という、試合中にチームの半分を入れ替える事も可能になったことにより、以前の3人枠よりも交代の扱いが大きく変わり、気安く交代出来るようになった
手探り状態であった2020年から、慣れた事による気づきも感じられる2021年のアントラーズの交代策を見返してみる
全試合
2021年全試合を通して、途中出場した選手は24名
そのうち途中交代での出場時間上位5名は以下の通り。
選手名 | 出場時間 | CBP | 90分換算 | 勝 | 負 | 分 |
松村 優太 | 331 | 51.02 | 13.87 | 8 | 6 | 2 |
遠藤 康 | 323 | 50.64 | 14.11 | 10 | 7 | 4 |
和泉 竜司 | 257 | 34.29 | 12.01 | 8 | 1 | 2 |
上田 綺世 | 222 | 24.32 | 9.86 | 6 | 3 | 1 |
荒木 遼太郎 | 220 | 37.93 | 15.52 | 6 | 1 | 2 |
勝負分はその出場試合の結果どうなったか
結果として2021年一番途中交代で出場時間が長かったのは松村
という結果となった
2位は遠藤と、若手とベテランでワンツーを決めた。
3位は和泉。
松村と遠藤は勝ち試合も負け試合も分け隔てなく出場しているが、和泉は勝ち試合が中心
4位と5位は上田・荒木の若手二人
ここで意外なのが、上田の90分換算のCBPが低い事だ。
CBPが低い=チャンスに絡めていないので、上田が途中出場しても、過度の期待は禁物と言えよう
逆に荒木は90分換算のCBPが上位5選手の中で一番高いので、途中交代で出て来た時は期待してもいいであろう。
スタメンと違い、途中交代の場合、その場その場で求められることが違ってくるので、少し掘り下げてみよう
リード時
リードしている時点での途中出場に限定してみると、22選手となり、
その上位5選手は以下の通り
選手名 | 出場時間 | CBP | 90分換算 | 勝 | 負 | 分 |
和泉 竜司 | 138 | 24.14 | 15.74 | 6 | ||
土居 聖真 | 122 | 26.77 | 19.75 | 4 | 1 | |
松村 優太 | 121 | 22.76 | 16.93 | 6 | ||
レオ シルバ | 101 | 30.16 | 26.88 | 6 | ||
エヴェラウド | 97 | 9.86 | 9.15 | 7 |
やはり全体と同様和泉が重宝されている
そして、全体ではベスト5に入らなかった土居が2位にランクイン(全体では6位)
以下、松村・レオシルバ・エヴェラウドと続くが、ボールを持てる選手が多様されているのが分かる。
特にレオシルバ・土居のCBPが素晴らしく、レオシルバは残念ながら移籍してしまったが、クロージングの際、土居がいるのは心強いと言えよう
そんな土居だが、出場時はリードしていたのに逆転負けを食らってしまった2021年唯一の選手でもある。
ただ、その試合でも90分換算のCBPは20.99と自身のシーズン通してのCBPよりも高い数値を記録している(シーズン通しての90分換算CBPは11.51)
※9月22日フロンターレ戦
ドロー時
では、ゲームが膠着状態、ドローで進行している際に途中出場した選手はどうだろうか?
全部で18選手いるが、上位5選手は以下の通り
選手名 | 出場時間 | CBP | 90分換算 | 勝 | 負 | 分 |
荒木 遼太郎 | 127 | 27.22 | 19.29 | 2 | 1 | 2 |
遠藤 康 | 124 | 19.17 | 13.91 | 3 | 2 | 3 |
上田 綺世 | 120 | 8.4 | 6.30 | 1 | 2 | 1 |
松村 優太 | 120 | 14.88 | 11.16 | 2 | 3 | 1 |
和泉 竜司 | 89 | 8.86 | 8.96 | 2 | 2 |
一位は荒木。
90分換算のCBPでも他を圧倒しており、頼れる男である
以下、遠藤・上田・松村が同じような時間使われているが、目立つのが上田のCBPの低さである
同点の状態であるので、点を取らないと勝てない
だから点取り屋としてベンチに控えていた上田を起用しているはずなのだが、CBPを見る限りゲームに入れていないと言えるのではないか?
これは上田が90分を通してプレーをする選手なので、短時間では結果を出せないのかと言えば、そうとは言えず、シーズンを通してみても、残念ながら9.34と高くなく、別の数字、そう、得点力で見返して欲しい。
また、面白いのが5位に和泉である
リードしているときのCBPが15.74なのに対して、同点のタイミングで投入された場合、8.96と半減しているのである。
和泉は攻撃的な役割を担っているはずだが、点が欲しい時にゲームに入れないのは正直キツイので、2022年は奮起して欲しい
ビハインド時
最後にビハインド時の選手交代
使われた選手は17選手で、上位は以下の通り
選手名 | 出場時間 | CBP | 90分換算 | 勝 | 負 | 分 |
遠藤 康 | 107 | 10.39 | 8.74 | 5 | 1 | |
松村 優太 | 90 | 13.38 | 13.38 | 3 | 1 | |
白崎 凌兵 | 89 | 6.73 | 6.81 | 3 | 1 | |
アルトゥール カイキ | 58 | 8.26 | 12.82 | 2 | ||
小泉 慶 | 57 | 5.85 | 9.24 | 1 | 2 |
ここで一つ残念な結果があり、ビハインド時に選手交代をしても、逆転勝ちは0。
これはサンプル数の話もあるだろうが、サポーターの心情的に逆転勝ちに心を躍らせたいので、2022年は是非実現してもらいたい
(もちろん1分もリードを許さない全勝が望ましいが)
そんなビハインド時の選手起用であるが、遠藤・松村・白崎が多様されているが、中でもやはり松村に注目したい
同点時の項目で和泉のCBPの話をしたが、実は松村の状況別をCBPを見てみると
リード時:16.93
同点時:11.16
ビハインド時:13.38
全体:13.87
と、どんな時でも泥臭く汗をかいてくれる選手なのである。
松村が途中出場したら、何かしてくれるであろうという期待が、数字上湧き上がってくる選手なので、あとは結果を残して欲しい。
もちろん、スタメンでの松村の起用を多く見たいが、タイプ的にも3冠時の本山のようなジョーカーとしての役割に答えられると思うので、期待したい
2021年シーズンオフ移籍分析
「リフォームではなく新築」と称し、招聘したザーゴ体制が1年ちょっとで崩壊し、この10年で3度目のシーズン途中での監督交代となった2021年
その相馬体制もシーズン終了と共に終了し、再度新しいチーム作りとなる2022年に向けた戦力の移籍状況を見ていく
シーズン途中
OUT
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
小泉 慶 | サガン鳥栖 | 17 | 8 | 765 | 0 | 118.61 | 13.95 | 60.8 |
白崎 凌兵 | 湘南ベルマーレ | 17 | 11 | 865 | 0 | 105.43 | 10.97 | 58.4 |
杉岡 大暉 | サガン鳥栖 | 7 | 5 | 442 | 0 | 68.92 | 14.03 | 51.9 |
IN
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
安西 幸輝 | ポルティモネンセSC | 16 | 12 | 1116 | 11 | 92.85 | 7.49 | 42.4 |
ブエノ | アトレチコ・ミネイロ | 1 | 1 | 75 | 1 | 11.29 | 13.55 | 35.4 |
ここ数年新規加入させた小泉・白崎・杉岡をシーズン途中で移籍させ、代わりに安西・ブエノを呼び戻したが、戦力的にはマイナスになってしまっている
特に、小泉を手放したことが痛いのと安西が機能していないのが痛い
DF
OUT
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
町田 浩樹 | ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ | 34 | 34 | 3042 | 34 | 597.65 | 17.68 | 69.3 |
犬飼 智也 | 浦和レッズ | 29 | 23 | 2128 | 23 | 383.32 | 16.21 | 56.9 |
永戸 勝也 | 横浜F・マリノス | 29 | 22 | 2051 | 22 | 330.61 | 14.51 | 56.2 |
奈良 竜樹 | アビスパ福岡 | 24 | 23 | 2073 | 23 | 335.8 | 14.58 | 54.2 |
佐々木 翔悟 | 岩手⇒ジェフユナイテッド千葉 | 17 | 15 | 1380 | 15 | 9.67 | 0.63 | 35.3 |
IN
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
キム ミンテ | 北海道コンサドーレ札幌 | 12 | 12 | 1069 | 12 | 282.96 | 23.8 | 51.1 |
小田 逸稀 | ジェフユナイテッド千葉 | 24 | 20 | 1827 | 16 | 257.2 | 12.67 | J2 |
溝口 修平 | 鹿島アントラーズユース | 新人 |
とても不満の残る移籍状況である
まず、町田はチームに欠かせないが彼のサッカー人生を考えると海外移籍を止めるのは難しいので、残念ながら仕方がないと言えよう
ただ、犬飼をなぜひきとめられなかったのであろうか?
関川の成長が見られるが、シーズンを通して活躍出来てたとはいいがたく、安定したベテランのプレーは必要ではないのか?
同様に経験値という観点でいうのであれば、奈良を完全移籍させてしまっている
チームにフィットしなかったが早々に見切りをつけ、結局1年でレンタル、1年で完全移籍というは失敗と言っても過言ではない
代わりに加入したキムミンテはコンサドーレから移籍だが、2021年はシーズン途中からグランパスでプレー。適応能力はあると思われるので、期待したい
また、残念ながら永戸 勝也もFマリノスへ移籍となってしまった
安西に押し出された形となってしまったが、数字的に安西がフィットしていない
2022年も同様の場合、正直小田ではまだ心細く、永戸が必要だったと言われないようなプレーを安西には期待するしかない。
MF
OUT
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
レオ シルバ | 名古屋グランパス | 29 | 20 | 1770 | 20 | 356.79 | 18.14 | 49.4 |
永木 亮太 | 湘南ベルマーレ | 15 | 5 | 452 | 5 | 121.35 | 24.16 | 37.8 |
遠藤 康 | ベガルタ仙台 | 23 | 2 | 466 | 2 | 75.53 | 14.59 | 42.1 |
白崎 凌兵 | 鳥栖⇒清水エスパルス | 12 | 12 | 970 | 7 | 225.12 | 20.89 | 53.0 |
須藤 直輝 | ツエーゲン金沢 | 出番なし |
IN
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
樋口 雄太 | サガン鳥栖 | 37 | 36 | 3190 | 25 | 504.06 | 14.59 | 73.1 |
仲間 隼斗 | 柏レイソル | 24 | 16 | 1438 | 7 | 284.25 | 17.79 | 57.2 |
名古 新太郎 | 湘南ベルマーレ | 19 | 13 | 1154 | 13 | 174.2 | 13.59 | 49.3 |
中村 亮太朗 | ヴァンフォーレ甲府 | 33 | 18 | 1712 | 11 | 121.35 | 24.16 | J2 |
遠藤・レオシルバ・永木と言ったチームを支えてきたベテランが移籍して感情的に複雑なMF陣だが、新加入に関しては期待を持っていいであろう
特に樋口 雄太が2021年にサガン鳥栖で上げた能力値は鹿島の歴代の2列目の中でもTOPクラスの能力値である
現在2列目はファンアラーノ中心だが、正確性をかけるため不安定な部分もあるが、樋口が数字通りの活躍を見せてくれたら、優磨の加入で熱くなったTOP陣から土居・荒木を2列目中心にするなど、攻撃陣のバリエーションが増す
同様に仲間 隼斗もレイソル時代と同様のプレーが出来たら、アクセントになるし、帰ってきた名古、まだ若い中村 亮太朗も含めて、新加入の5名全て3列目も出来るというのが心強く、レオシルバ・永木の穴を埋める役割も出来ると思われる
FW
OUT
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
垣田 裕暉 | 徳島⇒サガン鳥栖 | 36 | 28 | 2350 | 28 | 213.28 | 14.59 | 52.3 |
有馬 幸太郎 | いわきFC | 出番なし |
IN
選手名 | 移籍先 | 出場 | 先発 | 出場時間 | P先発 | 合計 | 90分換算 | K偏差値 |
鈴木 優磨 | シント=トロイデンVV | 海外 |
FWは何と言っても優磨の復帰だ
優磨の実力は鹿島サポーターが一番よく知っているが、2020-21シーズンにベルギーリーグで17得点をあげたように、成長した姿を見せて欲しい
優磨の復帰により、FW陣の層がさらに厚くなり、垣田の旅はまだ続く模様
ただ、2021年のJ1徳島で発揮した能力値を見る限り、所有権を手放すには惜しい存在である