2013年選手講評
2013年成績
監督:トニーニョ・セレーゾ
リーグ戦:5位(18勝11敗5分)
ナビスコカップ:ベスト8
天皇杯:ベスト16
1年でおさらばになったジョルジーニョから、2期目の登板となったトニーニョ・セレーゾ
リーグ戦は11位⇒5位と順位を上げるもタイトルは取れず、2006年以来の無冠に。
トニーニョ・セレーゾと言ったら、若手育成だが、その1年目はどうだったのだろうか?
(表示は名前/先発出場/CBP/K偏差値の順)
GK
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
曽ヶ端 準 | 34 | 34 | 3060 | 34 | 91.7 | 2.70 | 62.9 |
GKは昨年に続き全試合曽ヶ端
K偏差値も61.0⇒62.9と順位と同じように伸びを感じる成績だ。
CB
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
青木 剛 | 34 | 34 | 3060 | 32 | 468.42 | 13.78 | 61.9 |
山村 和也 | 24 | 21 | 1903 | 21 | 342.88 | 16.22 | 54.6 |
岩政 大樹 | 18 | 14 | 1338 | 14 | 205.94 | 13.85 | 46.7 |
昌子 源 | 4 | 1 | 105 | 1 | 20.58 | 17.64 | 36.0 |
セレーゾが改修改善が見られる点がCB
まずCBの中心が岩政⇒青木に代わっている。
その青木のK偏差値も61.9と昨年の岩政のK偏差値58.7よりも良いCBPをたたき出している。
そして、そのパートナーは岩政ではなく山村
2012年よりも先発出場の機会が増えK偏差値48.5⇒54.6と一応及第点をマーク
岩政は出場機会の減少からか、大きくCBPを落とした1年となっており、セレーゾらしく、世代交代を感じさせる
サイド
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
西 大伍 | 29 | 26 | 2380 | 26 | 385.68 | 14.58 | 59.4 |
中田 浩二 | 25 | 21 | 1866 | 21 | 252.95 | 12.20 | 51.7 |
前野 貴徳 | 20 | 13 | 1233 | 13 | 219 | 15.99 | 49.7 |
伊東 幸敏 | 6 | 6 | 467 | 6 | 62.25 | 12.00 | 40.6 |
西は昨年のK偏差値61.8よりも落ちるものの高パフォーマンスを維持
ただ、去年不動のレギュラーだった新井場の穴が残念ながら埋まらなかったと言えよう
補強で、前野を獲得するも、先発の1番手を中田浩二に取られ、その中田浩二も2012年の新井場並みの活躍をするには至らなかった。
3列目
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
小笠原 満男 | 33 | 33 | 2933 | 33 | 578.17 | 17.74 | 60.4 |
柴崎 岳 | 34 | 34 | 2972 | 34 | 522.36 | 15.82 | 57.7 |
梅鉢 貴秀 | 10 | 1 | 176 | 1 | 41.31 | 21.12 | 33.8 |
攻守の軸となる3列目。
去年同様小笠原と柴崎の不動のコンビ
特に小笠原が偏差値60台に復帰し、成長を感じる働きとなっている。
また、柴崎も2012年よりもCBPは上昇している
2列目
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
ジュニーニョ | 30 | 25 | 2121 | 25 | 321.01 | 13.62 | 59.9 |
遠藤 康 | 28 | 20 | 1657 | 20 | 285.47 | 15.51 | 57.3 |
野沢 拓也 | 23 | 18 | 1553 | 13 | 189.64 | 10.99 | 50.4 |
本山 雅志 | 24 | 5 | 663 | 2 | 105.31 | 14.30 | 44.3 |
土居 聖真 | 15 | 12 | 853 | 12 | 98.29 | 10.37 | 43.8 |
中村 充孝 | 16 | 5 | 527 | 5 | 74.05 | 12.65 | 42.0 |
2012年の64.5から、大きく落としたものの、依然ハイパフォーマンスを見せた遠藤
ただ、遠藤が落とした分&ドゥトラの穴と言った部分では厳しかったようだ
一応ジュニーニョが59.9と高パフォーマンスを見せているが、2012年の遠藤(64.5)&ドゥトラ(62.3)と比較してしまうとどうしても落ちてしまう。
そして、ドゥトラの代わりと期待していた野沢・中村充孝の働きも残念ながら期待外れと言えよう。
中村充孝はJ2で無双してたとようなCBPを残せず、そして野沢はCBPが神戸時代の半分以下になってしまっている。
ここがこの年の躓きと言えるであろう
TOP
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
大迫 勇也 | 33 | 31 | 2756 | 30 | 410.89 | 13.42 | 67.7 |
ダヴィ | 26 | 20 | 1858 | 20 | 171.66 | 8.32 | 49.0 |
なんと言っても大迫である
K偏差値67.7とずば抜けたCBPであり、まさにチーム大迫と言ったところ。
相方のダヴィは前年の興梠の穴を埋めたとは言い難く、大迫頼りの1年だったと言えよう。
途中移籍
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
本田 拓也 | 7 | 0 | 71 | 0 | 11.77 | 14.92 | 41.5 |
途中で移籍となってしまった本田拓也。
元々日本代表に選ばれるくらいの実力者であったが鹿島では力を発揮することが出来ず、双方に残念な移籍となってしまった。
先発出場なし
選手名 | 出場 | 先発 | 出場時間 | 評価ポジション先発 | CBP | 90分換算 | K偏差値 |
赤崎 秀平 | 1 | 0 | 32 | 0 | 2.22 | 6.24 | 39.8 |
先発出場がなかった赤崎。
残念ながら、爪痕を残せずと言ったところ
総評
大きな流出となった新井場・ドゥトラ。
移籍及び、若手の伸びでその穴を埋められなかった1年と言えよう
ただ、その分レギュラークラスの底が全体的にアップされたのが、2012年よりも順位を上げたと要因と言ったところ。
とはいえ、ダヴィがもう少しハイパフォーマンスを見せるor2列目の野沢や中村充孝がもっと奮起すれば、違った結果になったのではないかと思わせる1年であると言えよう
また、CBの2番手問題、絶対的左サイドのレギュラー不在と言った各ポジションにそれぞれ課題を抱えつつ戦った1年であった
チーム評価
SS(K偏差値65以上)・・・1人<大迫:67.7>
S(K偏差値60以上)・・・3人<曽ヶ端:62.9/青木:61.9/小笠原:60.4>
※2012年
SS(K偏差値65以上)・・・0人
S(K偏差値60以上)・・・4人<遠藤:64.5/ドゥトラ:62.3/大迫:62.2/曽ヶ端:61>